環境設定 数値 文字列 正規表現 リスト タプル 集合 辞書 ループ 関数 クラス データクラス 時間 パス ファイル スクレイピング その他

サブのサイト・ブログのレンタルサーバーはリトルサーバーがぴったり

最終更新日 2022.11.20

WordPress でブログを育てたい方にはエックスサーバーをおすすめしますが、多くのアフィリエイターやブロガーはさまざまな理由から複数のサイトを運営します。メインはエックスサーバーやクラウドを使うとしても、サブのサイトはどうしましょうか?

サブのレンタルサーバーとして有力候補になるのがリトルサーバーです。とにかく安いし、独自 SSL が無料。サブドメインもいくつも登録できます。

  • たぶん国内最安水準
  • 無料の独自 SSL
  • サブドメイン登録可能

「あれ、エックスサーバーとかも複数ドメインに対応してるじゃん。複数サイトを同じエックスサーバーに入れたらいいじゃん」

と思うかもしれませんが、それはおすすめできません。サブのレンタルサーバーをメインと違うものにしないといけない理由は後述します。とりあえずリトルサーバーのいいところを挙げてみましょう。

安い、高速、Let's Encrypt 対応

エックスサーバーはすごいで説明しましたが、今のサイトは https が必須で、https を無料で使うには Let's Encrypt に対応したレンタルサーバーを選ぶ必要があります。

リトルサーバーはちゃんと Let's Encrypt に対応しているので、インフラ技術はかなり信用できますね。筆者はインフラにくわしいのでこの辺はよくわかります。Let's Encrypt に対応してないレンタルサーバーはちょっと危険。

そしてリトルサーバーは安い。というか激安で逆に不安になるくらい。その額はなんと月額 150 円。おいおいコンビニで売ってるチョコレート並じゃないか、とツッコミたくなりますね。このくらいだったらバンバン契約していいでしょう。

値段の割に 7 日分のバックアップも用意しているので、レンタルサーバー業界における極限の厳しさを感じます。ここまでおもてなし精神のあるレンタルサーバー業者はめずらしいです。

すごいレンタルサーバー!というわけではなさそう

値段が値段なので、超ハイスペックというわけではもちろんありません。いわゆる普通のレンタルサーバーに属します。はっきり言うと、リトルサーバーは普通のレンタルサーバーで、高級ハイスペックレンタルサーバーではありません。それは下のマスコットキャラクターを見てもなんとなくわかります。

スペック高いぞ〜というオーラはありませんね。むしろ庶民的な感じが漂っています。

でもペラサイト専用のレンタルサーバーを借りたい人にとってリトルサーバーはかなり魅力的。ここでようやくサブ・レンタルサーバーの話になりますよ。

アフィリエイターとブロガーは複数にレンタルサーバーで複数サイトを運営する

中級以上のブロガーはエックスサーバーを使うで書きましたが、レンタルサーバーに求められるのは安定性です。

月 300 万ページビューのメインブログをもっている人は、サブのサイトをどうやって管理するでしょう? メインブログと同じエックスサーバーのサーバーで管理するでしょうか?

レンタルサーバー

上級者はしません。まず間違いなく別のレンタルサーバーで運営します。例えばサブが悪意ある人物に狙われてトラフィック攻撃を受けたとします。そうするとレンタルサーバーの特性上、メインのほうも打撃を受けて、万が一のときはサーバーが落ちます。

つまりサブ・サイトの運営リスクをメインブログに持ちこまないためには、サブは別のレンタルサーバーで運用しないといけない。筆者は 10 個以上のサーバーを運営していますが、それは、それぞれのサイトが互いに悪影響を及ぼなさいようにするためです。

ポイント:複数のサイトはなるべく複数のレンタルサーバーで分散して運用しよう

「いつもエックスサーバーを使ってるし、別に他のレンタルサーバーはそもそも考えてないよ」という人も、他のレンタルサーバーを検討することをおすすめします。「いや、だからエックスサーバーを複数借りてるから別にいいんだって!」という方も、別のレンタルサーバーを検討してください。なぜでしょうか?

レンタルサーバー全体が落ちる場合がある

エックスサーバーの中に wpX というサービスがあります。実は数年前、一日だけ広範囲にサービスが落ちました。一台のマシンだけでなく、ネットワーク全体のエラーで、筆者のサイトも夜に繋がらなくなりました。通常のサイトは夜にアクセスが集中するため、かなりの損害が出ました。

もしすべてのサイトをエックスサーバーで運用していたら、大規模な障害が起きた場合に大変な損害が出ます。これは体験するとそのリスクがわかるでしょう。

レンタルサーバーは Google や Amazon ではありません。障害が起きるときは起きるのです。問題はそうなったときに自分の被害を最小限に食い止めること。そのためにはレンタルサーバーの会社を分散させないといけませんよね。ということで、普段はエックスサーバーを使っている方も、新しくサイトをオープンするときは別のレンタルサーバーを使いましょう!

なぜサブ・サイトにリトルサーバーを使うのか

ドメインを複数登録できるからです。サブのドメインからメインサイトにリンクを貼る…という原始的な施策はいまだに人気です。近年はまた被リンクが重要になっているため、メインを伸ばすためにサブを作る人は増えています。

サブ・サイトにかかる費用はドメインの登録とサーバーの維持費ですが、エックスサーバーを借りたらサーバー代だけ高くつきます。そこでリトルサーバーの出番です。

エックスサーバーはだいたい月額 1,000 円ですが、リトルサーバーは月額 150 円。エックスサーバーはリトルサーバー 6 台に相当します。サブのブログをたくさんもっている場合はエックスサーバーよりもリトルサーバーのほうが安くすみます。

気になるのが初期費用。国内のいくつかのレンタルサーバーは月額費用を安くして、初期費用を割高にしていますね。ただリトルサーバーの初期費用はたったの 920 円(ミニプラン)。

920 円。

ミニプランで一年借りたとすると

920 + 150 × 12ヶ月 = 2,720

2,720 円となります。Amazon のクラウドとは比べようもない安さですね。

注意点と結論

リトルサーバーにも注意点はあります。ミニプランの場合 MySQL が 3 つしかないということ。つまりプログラムをゴリゴリ使うものはちょっときついということ。と言ってもブログを運用するくらいならほとんど問題にならない。

WordPress を使って本格的なブログを作りたいという方は、実際はミニプランじゃなくてワードプランになるでしょう。こちらは初期費用 920 円で月額 195 円。安さはほとんど変わらないですね。

最後に一つ。レンタルサーバーを借りるときは必ず初期費用に注意してくださいね。リトルサーバーは安いですが、ここをかなり割高にするレンタルサーバーがかなりあります。外国のホストサーバーを借りるときは特に注意! よほどの理由がない限り、国内のレンタルサーバーを使うことをおすすめしますよ。

結論になりますが、リトルサーバーはメインというよりサブです。もちろんメインでも使えますが、メインはエックスサーバーのほうがいいでしょうね。複数のサイトでアフィリエイトをしている方はエックスサーバーに依存しないことを本当に強くおすすめします。リトルサーバーはサブのサイトに最適といえるでしょう。